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子どもの歯科矯正について

2023年10月15日

暖かくなりマスクをはずす機会が増えています。

 

マスクをはずしたときに歯並びが見え、
改めて歯並びについて関心が高まってきています。

 

学校での新学期が始まり、
自分の子どもと周りの子どもを比べる機会も増えがちです。

 

子どもの矯正について、
かなり詳しく、最新のお話をさせて頂きます。
是非、ご参考にして頂ければと思います。

 

目次

◯歯科矯正のきっかけ

◯歯科矯正の開始時期

 ◆1期治療

 ◆2期治療

◯歯科矯正の器具

 ◆プレオルソ

 ◆床矯正(しょうきょうせい)プレート

 ◆マウスピース矯正

 ◆ワイヤー矯正

◯歯科矯正の価格

◯まとめ

 

 

○子どもの歯科矯正のきっかけ

歯科医院に来られた子どものお口を診させて頂く時に、
反対咬合・受け口(かみ合わせが逆になっている、下顎が前に上顎が後ろになっている)や
叢生(歯並びがでこぼこ)、永久歯が生えてこない、
永久歯が舌の近くや頬の近くから生えてきた等、
矯正のご質問をうけることが多くあります。

 

子供さんの歯科受診は、
学校検診で虫歯や歯肉炎を指摘され来院されることも多いです。

 

学校検診で、歯並びについて歯科医院で
相談受けるよう促され来られる方も多いです。

 

 

ご夫婦やご親戚に歯並びの悪い方が居て苦労され、
そうならないようにと乳歯が生え揃う前から、
歯科矯正についてご相談頂くこともあります。

 

 

乳歯と永久歯の混ざった状態の歯並びでは、
見た目がアンバランスに見えがちで、
このタイミングでよくご相談を頂きます。

 

 

指しゃぶりや歯ぎしりが続く子どももいます。

その習慣の改善のご相談もあります。

 

子どもの歯科矯正の開始時期

「いつから矯正を始めるのといいですか?」

「治りますか?」

 

お父様、お母様からとても聞かれる質問です。

 

いつからかは、個人差があります。

 

まず、子どもの歯科医院や歯科治療への慣れにもよります。

 

ほとんどの場合、子どものみで来院できず、
お父様、お母様と一緒に来て頂く必要があります。

 

 

また歯並びや噛み合わせの状態によっても変わります。

 

まず小学校入学前は指しゃぶり等悪習慣の是正以外は難しいと思います。

 

反対咬合・受け口等の骨の成長が大きくからむ、
大きな矯正は小学校入学後すぐ始められた方が好ましいです。

 

上下の前歯を動かし、正しい咬み合わせにするように誘導します。

骨に問題がある場合は下顎骨の過剰発育を抑えたり、上顎骨の成長を促進したりします。

 

叢生や永久歯の遅延や出歯などは小学校の中学年ぐらいで
開始された方がいいと思います。

 

子どもさんの矯正は、1期治療、2期治療と2段階に分けます。

 

1期治療

1期治療は、小学校入学前から小学校の中学年ぐらいの
混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざって生えている)に行います。

 

骨の適切な成長を促し骨格の問題を解決してゆきます。

 

1期治療により矯正する必要がなくなったり、
上下の顎のバランスが整えられ、
矯正歯科が簡単になったり、
抜歯の必要がなくなったりします。

 

2期治療

2期治療は、
小学校の中学年ぐらい、
永久歯が生え揃ってから行います。

 

ブラケット(ワイヤーを用いた矯正)やマウスピースを用いて
永久歯の歯並びや噛み合わせを治します。

 

子どもの歯科矯正で使う器具

子どもの矯正に使う器具には次のようなものがあります。

 

子どもの成長に応じ、使ってゆきます。

子どもが外せるものと外せないものがあります。

 

プレオルソ

小さな子ども用のマウスピースのようなかたちで
筋肉の働きを調整し歯並びの改善を図ります。

 

起きている時間1時間と寝ている時間に着けます。

小学校入学前の反対咬合・受け口の治療など幅広い治療に使います。

 

床矯正(しょうきょうせい)プレート

プレオルソの後に使う器具です。

 

顎の成長に合わせて、
少しずつ歯並びの幅を広げていきます。

 

歯の裏側に装置を取り付け、
ネジで調整して少しずつ歯並びを大きくしていきます。

起きている時間1時間と寝ている時間に着けます。

 

マウスピース矯正

透明なマウスピースで歯並びを矯正します。

永久歯が出始めると使用可能です。

 

ワイヤー治療より装着時の痛みが少なく、
透明なので目立ちません。

 

動かす力は弱いので
食事と歯磨きのとき以外はずっと着けておく必要があります。

 

ワイヤー矯正

表からする方法と裏からする方法があります。

 

表からする方法は力をかけやすいですが、
少し目につきます。

 

裏からする方法は見栄えはいいですが力は弱く、

歯磨きしずらいことになります。

 

 

 

子どもの歯科矯正の値段

歯科矯正は、値段を聞かれることが多いです。

 

歯科矯正は多くの場合、
治療にかかったすべての費用を
自己負担する自由診療の扱いになります。

 

病気や怪我に使う保険診療は、
すべての費用のうち
123割負担で済みます。

 

しかし、歯並びの悪さは病気や怪我ではないため、多くの場合、自由診療になります。

1期治療20万~30万円

2期治療30万~100万円

 

価格は子供の成長や歯並び等によります。

詳しくは歯科医院にてご相談お願いします。

 

 

まとめ

歯並びが悪いと、
虫歯や歯周病が進みやすくなります。

 

歯並びの悪さがコンプレックスに、なることもあります。

 

歯科矯正で歯並びを整えることで、
より自分に自信がもてるようになった子どももよくみかけます。

 

 

歯並びが悪く、上下の歯がうまく嚙み合わず、
しっかりと噛めずに、
偏食や成長不良の原因になってる子どももいます。

 

歯並びの悪さから発音が不明瞭になり、
周りの人に理解されにくい子どももいます。

 

歯並びの悪さから顎に負担がかかり、
顎関節症状が出てくる子どももいます。

 

子どもの歯並びが気になる方は、
健やかに成長できるよう早めに
歯科医院で矯正相談されることをお勧めします。

 

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