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真相究明!〜インプラントが保険診療でできる?〜

2025年2月16日

皆さんこんにちは!こんばんは!

インプラントでの治療を受けたり、考えたりしたことはありますか?そんな時にまず第一に思い浮かぶことが「自費診療」、「高額な治療費」なのではないでしょうか?

すでにご存知のようにインプラント治療は、原則、自費診療であるため、保険適応されません。そのため、相場は40万円程度と高価な治療です。

そんなインプラント治療ですが、保険診療でできないの?と思う方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、インプラント治療が保険診療でできるのか否かを徹底追求していきましょう!

目次

  • ①インプラント治療が保険でできるのか?
    •  ◆インプラント治療とは?
    •  ◆インプラントは保険でできる?
  • ②保険診療できる条件
    •  ◆疾患による顎の損傷
    •  ◆先天性疾患による顎の欠損
    •  ◆病院であること
  • ③まとめ

インプラント治療が保険でできるのか?

インプラント治療は歯がなくなってしまった後に、噛めるようにする、話せるようにする、つまり失われてしまったお口の機能を回復させるための治療です。多くの場合、見た目の面で優れているので、綺麗なお口を手に入れることができます。まずはインプラント治療について復習してみましょう!

インプラント治療とは?

インプラントとは、体の中に入っているもの全てを指しますが、歯科診療でいうインプラントとは、チタン製(セラミック製の場合もありますが)の人工歯根を骨の中に埋めて、その上にセラミックなどでできた被せ物を行う治療です。

インプラント治療のメリットは次のようなものがあります。

  • 隣の歯を不必要に削ることがない
  • 審美面でかなり優れている
  • 骨の歯根が固定されており、よく噛むことができ、口腔機能が改善しやすい

一方で、次のようなデメリットがあることも忘れてはいけません。

  • 基本的に自費診療であるため、高額な治療費
  • 人工歯根を埋める時に外科的な手術が必要になる
  • 定期的なメンテナンスを行わなければ、インプラントが脱落することがある

まずは、インプラントについて復習できたでしょうか?「そんなこと知っているよ」という方も多いと思いますが、もう一度理解を深めてみましょう!

インプラントは保険でできる?

さて、いよいよ本題です。自費診療であるインプラント治療が保険診療でできるのか?ということです。

ズバリその答えは「ケースによっては保険診療でインプラント治療を受けることができる!」です。どうでしょう皆さん、インプラントが保険でできることを初耳ではないでしょうか?ですが、保険診療の点数、基準は国(厚生労働省)が決めています。このため、単に全てのケースで保険診療による治療ができるわけではありません。

結論から言うと「保険診療でインプラント治療が受けられる場合がある」と言うことになります。それでは次に、インプラントを保険診療で行うための条件をみていきましょう!

保険診療できる条件

保険診療でインプラントを行うには厳しい条件があります。厚生労働省が決めている厳しい基準に合致した場合にのみ保険診療ができます。具体的にみてみましょう!

疾患による顎の損傷

お口の中にがんが生じることがあります。がんになってしまうと、顎の骨を大きく取り除かなければなりません。例えば、奥歯の部分にがんが生じてしまった場合は、顎の骨を半分程度取り除かなければならない場合も少なくありません。それ以外に、交通事故などが原因で顎の骨がなくなってしまう場合もあります。

例を示したように、病気や怪我によって顎の骨を1/3以上失ってしまっているということが条件です。

先天性疾患による顎の欠損

病気や、怪我以外に、生まれつき、顎の骨の成長が悪かったり、骨が欠損してしまっている場合も保険診療で行うことができます。しかし、これらの先天性疾患も大学病院などの大病院で診断をしてもらうことが必要です。

病院であること

最後の条件が、これです。ここでいう「病院」とは、一般的な歯科クリニックではありません。大学病院など施設の十分に整った体制をもつ病院である必要があります。具体的には、

  • 歯科または歯科口腔外科の病院であること
  • 歯科または歯科口腔外科に5年以上の経験がある、または、3年以上のインプラント治療の経験がある常勤医師が2名以上配置されている
  • 当直体制が整備されている
  • 医療機器や医薬品の安全確保のための体制が整備されている

これらの条件が整った病院で治療を受けることができます。かなりシビアな条件ですよね。

まとめると、インプラント治療を保険診療で受けるには

  1. 病気やけがで顎の骨が1/3以上欠損している場合
  2. 大学病院で治療を受ける

この2つの条件をクリアする必要があり、虫歯で歯を抜いた場合など、ほとんどのケースでは保険診療でインプラントを受けることはできません!

まとめ

今回は、インプラント治療が保険適応されるのかを紹介しました。結論から言うと「ほとんどの場合は、インプラントは自費診療」です。期待を持たせてしまった方、すいません。

しかし、インプラントが歯を失ったときの治療法として優れていることには変わりありません。歯を抜いてしまってどうしようか悩んでいる方は、ぜひ一度考えてみてください。ご不明な点はお気軽にご相談ください。また、なんでも相談できる信頼のおけるかかりつけ歯科医院を持ちましょう。

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