今話題のマウスピース矯正の特徴について
2024年12月13日
マウスピース矯正の特徴
マウスピース型の矯正装置を用いて行う矯正治療は他の矯正治療と比べてどんな特徴があるのでしょうか?
矯正治療中であることが目立ちにくい
マウスピース矯正の一番のメリットは矯正治療中の装置が目立ちにくいということです。現在、マウスピース矯正を選択される方のほとんどがこの理由からマウスピース矯正を選んでいます。歯科矯正治療は治療期間が長く、その間口元が不自由になるのが一番のデメリットでしたが、マウスピース矯正ではほぼ透明な医療用プラスチック製の装置を用いるため、装着していても他の人には着けていることがほとんど分かりません。人と接する機会の多い方や治療中の見た目を気にする方におすすめの治療法です。
食事の時に取り外せる
他の矯正治療装置と違って、マウスピース矯正は患者さんご自身で取り外しができます。痛みがあってどうしても休みたいときや食事による着色が心配な場合などでも取り外せるので治療中にお食事の制限が出ることがあまりないのが特徴です。治療中もお食事を楽しめるのがいいですよね。
自己管理をしなければならない
マウスピース矯正はマウスピースを装着することによって矯正力が働きます。食事の後マウスピースを外したままになっていたり、夜寝るときに外して寝てしまったりすると歯にかかる力がなくなり治療の期間が長引いてしまいます。歯が治療の順番通りに動いていかないと最悪の場合、はじめからやり直しになってしまいます。また、外出先で外したままマウスピースを紛失してしまうと料金が追加でかかることがあります。装置の交換もご自身のタイミングで行っていただくため、矯正治療に対してモチベーションがあり、自己管理ができる方におすすめの治療法です。
段階に合わせて交換していくため衛生的
矯正治療中は装置が口の中に入ったままになるので汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高い状態です。ワイヤー矯正では取り外しができないものが多く、治療期間が終わって取り外すと虫歯や歯周病が進んでいたということも少なくありません。マウスピース矯正では、治療の段階に合わせてマウスピースを交換していくため、衛生的で虫歯や歯周病のリスクを抑えられる可能性があります。
治療中も快適
マウスピース型の矯正装置は医療用プラスチックで作られているため、金属をほとんど使うことがありません。段階的に歯を動かしていくため、治療中の痛みが少なく過ごせます。マウスピースはなめらかなプラスチック製なので、金属の凹凸がある装置と比べて口唇や頬の粘膜などを傷つける心配がありません。治療中に装置が歯から外れてしまい緊急で受診する必要がないことも特徴の一つです。
通院回数が少ない
マウスピース矯正では、装置の交換も患者さんご自身で行っていただきます。そのため、装置の交換のたびに受診する必要はありません。留学やお引越しなどで、通院が途絶えてしまう場合も先生と相談しながら通院の頻度を決められるため、ライフスタイルに合わせて治療を行っていただけます。
治療の期間は?
歯を移動させる量が少ないケースでは、数ヶ月で終わることもあります。平均的な治療の期間は1〜2年と言われていますが、歯の移動が多い場合や複雑な動きが必要な場合は2年以上になることもあるようです。治療の期間は従来のワイヤー矯正とほとんど変わらないと言われています。
治療の対象年齢は?
マウスピース型の矯正装置は適応年齢が幅広く、6歳頃から使えるものもあります。治療の対象年齢は治療の目的や歯列の状態などによっても異なりますので、歯科医師の先生に相談してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?最近では、歯並びを気にする芸能人の方もマウスピース矯正を始めて話題になっていますね。従来の方法と比べると治療中も快適に生活でき、お食事の時に取り外せることが大きなメリットです。患者さんご自身で管理していただくことによって治療の成果が変わって来てしまいますので、歯科医師の先生と相談しながら治療方法を決めていくと良いでしょう。矯正治療は一度始めてしまうと途中で治療を止めることができないので、よく考えて始めましょう。笑顔に自信を持てるようになると、性格まで明るくなりますよ。