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子どもの歯を強くする食事と栄養

2023年12月1日

一生モノの強い歯を作るための食べ物とは?

 

他の体の組織と同様に歯も食べたものの栄養から作られています。

 

虫歯や歯周病に悩まされない強い歯を作るためには、成長期の食事が大切です

一生モノの強い歯はご家族からの大切なプレゼントですよね。

 

でも何気ない習慣が実は虫歯の原因になっているかもしれません。

食事から見直して一生モノの強い歯をプレゼントしてあげましょう。

 

【目次】

◯強い歯を作る食事はいつから始めればいいの?

◯強い歯を作る栄養素
 ◆カルシウム

 ◆ビタミンD

 ◆マグネシウム

 ◆たんぱく質

 ◆ビタミンC

 ◆ビタミンA

◯妊娠期~子どもの食事で強い歯を作ろう

 ◆新型栄養失調に気をつけよう

 ◆乳歯が生えてきたら

◯まとめ

 

 

 

◯強い歯を作る食事はいつから始めればいいの?

子どもの歯がいつから作り始められるかご存知ですか?

 

乳歯がお口の中に出てくるのは、だいたい生後6ヶ月から1年ですが、実は歯は生まれる前から骨の中ででき始めます。

 

乳歯のたまご(歯胚)ができ始めるのは、なんと、妊娠7週目から始まります。

歯のたまごは骨の中で石灰化して固くなっていきます。

 

乳歯の石灰化が始まるのは妊娠4ヶ月頃からです。

乳歯は生まれる前からお口の中に生えてくる準備をしているんですね。

 

つまり、お子さんの歯を強くするためには、妊娠中からの食事が大切になります。

 

 

 

◯強い歯を作る栄養素

お子さんの歯を作る栄養素はひとつだけではありません。

歯を作る栄養素には以下のものがあります。

 

◆カルシウム

歯や骨の原料になります。

体のカルシウムは約99%が骨と歯に蓄えられています。

 

カルシウムを多く含む食べ物は、
小魚、桜えび、大豆、大豆製品、ひじき、ごま、小松菜などです。

 

◆ビタミンD

腸からのカルシウムの吸収を助け、歯や骨に送り込む働きがあります。

カルシウムが効率よく体に吸収されるためにはビタミンDが必要です。

 

ビタミンDを多く含む食べ物は、

さんま、イワシなどの青魚、鮭、干し椎茸などです。

 

◆マグネシウム

歯を支える骨の成分になったり、カルシウムの吸収を助けたりする役割があります。

マグネシウムを多く含む食品は、魚介類、海藻類、納豆、玄米、アーモンドなどです。

 

◆たんぱく質

歯や歯ぐきの土台になります。歯や歯ぐき、骨の構成要素であるコラーゲン線維の元となります。

たんぱく質を多く含む食べ物は、卵、魚、肉、乳製品、大豆などです。

 

◆ビタミンC

歯や歯ぐきの土台となるコラーゲン線維を作るのに必要になります。

歯や骨の約50%はコラーゲンでできています。

 

ビタミンCを多く含む食べ物は、ブロッコリー、ピーマン、苺、じゃがいもなどです。

 

◆ビタミンA

歯の表面の組織であるエナメル質を作ります。

 

ビタミンAを多く含む食べ物は、レバー、卵、うなぎ、チーズ、緑黄色野菜などです。

 

 

ただし、ひとつの栄養素だけたくさん摂取してもよくはなりません。

栄養はバランスがあり、ひとつの栄養素が働くためには、他の栄養素が作用していることが多くあるからです。

 

いろいろな食材からバランスよく栄養を摂取していきましょう。

 

でも、嫌いな食べ物を無理して食べなくても大丈夫です。

 

例えば、魚介類が苦手な場合は、海藻や大豆製品、玄米などを多くとり、代用しましょう。

無理に食べることでお母さんやお子さんにストレスになると、かえって良くないですよ。

 

 

 

◯妊娠期~子どもの食事で強い歯を作ろう

 

 

◆新型栄養失調に気をつけよう

近年、「新型栄養失調」という言葉が話題になっています。
食べ物が豊富にある現代でも、栄養失調は気を付けなければなりません。

 

「新型栄養失調」とは、摂取カロリーは足りているのにタンパク質やビタミン、ミネラルといった特定の栄養素が不足している状態を指します。

インスタント食品や自己流のダイエットなどで、栄養が偏ってしまうことがあります。

 

特に現代日本人が気をつけなけらばならない栄養素として、カルシウム、鉄、マグネシウム、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維などが挙げられます。

実はこれ、ほとんどが健康な歯をつくるために必要な栄養素です。

 

 

◆乳歯が生えてきたら

では、お子さんの乳歯が生えてきたら、どのようなことに気を付ければ良いでしょうか。
歯は生えた後もお口の中で脱灰と再石灰化が繰り返され、表面の成分が変化します。

脱灰は酸などにより歯の表面のミネラルが溶け出すことです。

 

再石灰化とは、脱灰により歯から溶け出たミネラルを元に戻す唾液の自然治癒のメカニズムのことをいいます。

再石灰化よって唾液が歯の表面のエナメル質を強くし、初期虫歯を穴が開く前に元の健康な状態に戻してくれます。

歯の再石灰化には、カルシウムやリンが必要です。
リンはインスタント食品や加工品、タンパク質の多い食べ物に多く、普通に生活していれば不足することはありません。

日本人は欧米と比べ、食生活においてカルシウムが不足しがちなので、積極的に摂取しましょう。

 

幼児期からは噛む力を育てることも大切です。

噛む力が弱いと、ラーメンやハンバーグのような柔らかい食事を好むようになり、歯並びにも悪影響を及ぼします。

幼児期に歯ごたえのあるおやつを与えて歯でかじり取る練習をするとよいでしょう。

例えば、大きめに切ったリンゴや柿、おにぎりなどです。

 

歯に良くないおやつとしては、虫歯になりやすい砂糖の入ったジュースやスナック菓子、菓子パンなどです。

歯にくっつきやすいものは虫歯のリスクが高く、特にぐずった子どもをなだめる時などに少量ずつあげていると、歯に停滞しやすくなります。

 

生えたばかりの歯は、虫歯になりやすいので注意しましょう。

 

 

 

◯まとめ
子どもの強い歯をつくるには、妊娠中からのバランスの良い食事が重要です。

食べ物はお互いが補い合って栄養として身体に取り込めるようになっているからです。

お子さんの歯が生えてきたら脱灰と再石灰化を意識して噛む力を育てましょう。

丈夫できれいな歯は一生モノのプレゼントです。ぜひ今日から実践してみましょう。

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