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歯がしみる!原因は?

2025年10月14日

はじめに

たいものを食べると歯がしみる!こんな経験をされたことがある方は多いのではないでしょうか?

歯がしみる病気というと、知覚過敏が有名ですよね。知覚過敏用の歯みがき粉なども多く売られています。

しかし、歯がしみるにはそれ以外にも様々な原因が考えられます。しかし、歯がしみるには知覚過敏以外にも様々な原因が考えられます。

今回は歯がしみる原因とその対処法についてお伝えします。

目次

  • ◯歯がしみる原因
    •  ◆むし歯
    •  ◆歯周病
    •  ◆くさび状欠損
    •  ◆知覚過敏
  • ◯歯がしみるときの対応
    •  ◆一時的なものであれば丁寧な歯磨きで様子を見る
    •  ◆続くようであれば歯科医院受診を
    •  ◆ズキズキ痛んだり、暖かいものがしみるときはすぐに治療が必要
  • ◯歯がしみるときの注意点
  • ◯まとめ

歯がしみる原因

むし歯

歯がしみる原因の一つ目がむし歯です。むし歯は口腔内の細菌が糖を原料にして酸を産生し、歯を溶かす病気です。むし歯の初期は歯の表面の硬い組織であるエナメル質が溶かされていきます。むし歯がエナメル質の内側の象牙質に近づいていくとむし歯の初期の症状として、冷たいものがしみる場合があります。

冷たいものだけがしみる場合は比較的初期のむし歯の可能性が高いですが、黙っていてもズキズキ痛む、暖かいものもしみる、といった症状が出てくるとむし歯が進行しており早急な治療が必要です。

歯周病

歯周病は細菌の塊であるプラークが原因で歯ぐきが炎症を起こし、歯を支える骨が溶かされていく病気です。歯を支える骨が溶けていくと、歯ぐきが下がって歯の根がお口の中に露出してきます。歯の根の部分はエナメル質で覆われておらず、象牙質が露出しているため歯周病が進むと冷たいものがしみるといった症状が出やすくなります。

歯周病の改善のためには日々の歯磨きが最も大切です。歯科医院でご自身に合った適切なケアの仕方を教えてもらいましょう。

くさび状欠損

くさび状欠損とは、歯の頬側の付け根の部分がくさび状に削れている状態です。むし歯ではありませんが、毎日の歯磨きの際のブラッシング圧が強すぎて削れてしまったり、歯ぎしりや食いしばりで歯に過度の負担がかかることで起こりやすいと言われています。

くさび病欠損があると、象牙質が露出し冷たいものがしみやすくなります。

くさび状欠損がある場合は、その部分をプラウチックで埋めることで症状の改善が見込めます。

知覚過敏

知覚過敏はエナメル質の破損や摩耗など何らかの理由で象牙質に刺激が加わることで冷たいものがしみる病気です。知覚過敏が原因で冷たいものがしみる場合は一過性の痛みです。それ以外に歯ブラシが当たることなどでもしみる場合があります。痛みが一過性ではなく持続する場合は、むし歯などの別の原因がある可能性があります。

知覚過敏の治療では、歯の表面にコーティング剤を塗るものなどがあります。エナメル質の欠けなどがある場合はプラスチックで補修します。

知覚過敏の改善のためには、日々の歯磨きでしっかりとプラークを落とすことも大切です。知覚過敏用の歯磨き粉で改善が見られる場合もあります。ご自身に合ったセルフケアの仕方を教えてもらいましょう。

歯がしみるときの対応

一時的なものであれば丁寧な歯磨きで様子を見る

アイスクリームやかき氷など冷たいものを食べたときに一時的にしみた。といった症状であれば、丁寧な歯磨きで様子を見てみてもよいでしょう。

続くようであれば歯科医院受診を

食事の時にいつも同じ場所がしみる、といった症状があればその部位に何らかの問題がある可能性があります。むし歯や歯周病といった原因があると症状がどんどん悪化する可能性もありますので、早めにクリニックで相談しましょう。

ズキズキ痛んだり、暖かいものがしみるときはすぐに治療が必要

初めは冷たいものだけがしみていたのが、暖かいものまでしみるようになったり、黙っていてもズキズキ痛むようになるとむし歯が大きくなり神経の近くまで達している可能性が高くなります。

そのまま放置すると眠れないほど強い痛みになってしまったり、神経が死んでしまって歯の寿命が短くなる恐れがあります。

早急に歯科医院を受診しましょう。

歯がしみるときの注意点

歯がしみるというと知覚過敏が有名で、知覚過敏用の歯みがき粉なども多く売られています。このため知覚過敏だと思い、ずっとセルフケアを続けていたけれど実は原因はむし歯で気がつかないうちに進行してしまっていることもあります。

特に詰め物や被せ物が入っている場合はむし歯に気が付きにくいため発見が遅れ、気が付いた時には神経まで進行してしまっていた、ということも少なくありません。

症状が続く場合は自己判断せず、早めに相談しましょう。

まとめ

知覚過敏はとても多い病気です。食事のたびに歯がしみると美味しく食事ができなかったりとてもストレスになりますよね。

歯がしみる原因には知覚過敏以外にも様々な原因が考えられます。

気になる場合はお早めにクリニックでご相談ください。

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