ホワイトニングはどれくらい効果が持続するのか?
2025年3月14日
多くの方が歯を白くしたいと考えていらっしゃると思いますが、ホワイトニングには持続期間があります。
さらにホワイトニングの方法によっても持続期間が大きく変わってきます。
今回はホワイトニングの効果はどのくらい続くのかについて、ホワイトニングの種類とともに解説していきます。
目次
- ◯ホワイトニングの種類
- ◯オフィスホワイトニング
- ◆メリット
- ◆デメリット
- ◯ホームホワイトニング
- ◆メリット
- ◆デメリット
- ◯サロンでのホワイトニング
- ◯まとめ
◯ホワイトニングの種類
ホワイトニングにはさまざまありますが、大きく3つに分類してみました。神経のある歯にできるのが、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングです。これらは歯科医院で専用の薬剤を用いて行います。歯科医院で行わないものとしては、歯科医師のいないサロンでおこなうホワイトニングもあります。
◯オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングは効果の持続期間が3〜6ヶ月ほどであるのが一般的です。色戻りも起こりやすいと言われているので、定期的に通院して処置することが必要になります。
◆メリット
歯科医師や専門の歯科衛生士が行う専門的な治療です。医療機器や特別な薬剤を使用して行います。オフィスホワイトニングでは、通常、漂白剤は強力なものを使用して、比較的短期間で歯を明るくすることができます。個人差はありますが、1回の治療で数トーン明るくなる場合もあります。一般的には、1回の治療で明らかな効果が得られることが多いですが、複数回の治療が必要な場合もあります。患者の歯の状態に応じて、治療計画が立てられます。歯の色調や健康状態を考慮して、最適な漂白方法が選ばれます。専門家が行うため、安全性が確保されます。オフィスホワイトニングは、自宅でのホームホワイトニングとは異なり、専門的な医療行為であるため、歯の健康と安全を最優先に考えた治療が行われます。
◆デメリット
デメリットとしては、オフィスホワイトニングは一般的に高価です。特に複数回の治療が必要な場合や、追加のケア製品が必要な場合は、費用がかさむことがあります。また注意点として、漂白剤によって一時的に歯が敏感になることがあります。この感受性は通常治療後数日から数週間続くことがあります。漂白剤が歯や歯肉に刺激を与え、過敏症や刺激を引き起こすことがあります。適切に行われれば安全ですが、敏感な歯や歯ぐきの場合は注意が必要です。食事や飲み物、喫煙などの習慣により、漂白した効果が一時的に影響を受けることがあります。定期的なケアが必要な場合もあります。全ての歯が均一に漂白されるわけではなく、色調の違いが生じることがあります。特に既存の詰め物や歯の色素沈着がある場合に顕著です。すべての歯に対して効果的でない場合があります。例えば、歯の色調によっては漂白が難しい場合や、他の治療法が必要な場合があります。
◯ホームホワイトニング
ホームホワイトニングの持続期間は半年〜1年間です。ホームホワイトニングは、比較的手軽に自宅で行える漂白治療方法であり、値段もオフィスホワイトニングと比較して安価なため、歯の美しさを維持するための選択肢として人気があります。
◆メリット
ホームホワイトニングは、歯科医院で歯科医師によって処方され、患者自身が自宅で行う歯の漂白治療のことです。歯科医師が患者の歯の状態を評価し、歯型を取ってオーダーメイドのマウスピースを作成します。このマウスピースには漂白剤が塗布され、患者はそれを定期的に使用します。使用される漂白剤は通常、低濃度の過酸化水素ゲルやカーバマイド過酸化物ゲルです。これらの漂白剤は歯科医師が処方し、使用方法をお伝えするので、ご自宅でご自身で使ってもらいます。通常、ホームホワイトニングの治療期間は数週間から数ヶ月間にわたります。患者は毎日数時間から数時間、漂白剤をマウスピースに入れて使用します。
◆デメリット
デメリットとしては、弱い濃度で徐々に歯を白くしていくというものなので、オフィスホワイトニングと比べて効果が出るのに時間がかかります。注意点としては、ホームホワイトニングも専門的な処方に基づいて行われるため、患者は歯科医師の指導に従い、安全かつ効果的に治療を行う必要があります。オフィスホワイトニングと同様に漂白剤の過剰な使用や誤った使用方法は、歯の感受性を増加させたり、歯ぐきへの刺激を引き起こす可能性があります。
◯サロンでのホワイトニング
美容サロンでのホワイトニングは、美容業界の専門家によって行われますが、歯科医師の監督や指導の下で行われることは少ないです。美容サロンでは一般的に、低濃度の漂白剤やLEDライトなどが使用されることがありますが、これらの製品は医療機器として承認されていないことがあります。
美容サロンでのホワイトニングは一般的に歯医者でのホワイトニングよりも安価なため経済的ですが、その分効果の保証や安全性が不確実な場合があります。また、効果が出るまで時間がかかるので、結果的にお金がかかってしまう可能性もあります。
◯まとめ
いかがでしたか?即効性が高く、持続時間が短いのがオフィスホワイトニングです。一方で効果が出るのに時間がかかるが持続時間が長いのがホームホワイトニングです。ご自身の目的に合わせて使い分けてみてください。当院でもホワイトニングを取り扱っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。