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【歯科医師が徹底解説】抜歯後の痛みがひどい時の対応!それはドライソケットかも?

2024年5月28日

ドライソケットの痛みの経過、治療法についてご紹介!

 

親知らずを抜いた後には偶発症が起こることがあります。

偶発症にはさまざまありますが、頻度の高いものに「ドライソケット」があります。

ドライソケットは歯の抜歯後に起こる痛みの一つです。

 

ドライソケットは抜歯した部分に

血餅(けっぺい)と呼ばれるかさぶたのようなものが形成されず、

骨が剥き出しになっている状態のことです。

 

ドライソケットになると、抜歯してから一週間経っても痛みが続きます。

痛みが一週間以上続く場合はこのドライソケットが疑われますので、早めに歯科医院を受診しましょう。

今回はこのようなドライソケットになってしまった時の対応について説明していきます。

 

 

目次
◯抜歯した後の痛み
 ◆経過良好な場合
 ◆予後が悪い場合
 ◆ドライソケットの症状
◯ドライソケットの治療
 ◆抗生物質と痛み止め
 ◆抜歯した穴をもう一度掻爬する
 ◆軟膏
◯まとめ

 

 

①抜歯した後の痛み

抜歯した後の痛みは、予想される痛みとそうでない痛みがあります。予想される痛みは正常に治っている場合でも起きるもので、経過も良好なため、あまり心配する必要はありません。予後が悪い場合に生じる痛みもありますので、見極める必要があります。

 

経過良好な場合

抜歯している最中は麻酔が効いていますが、手術が終わってから1〜2時間で麻酔が切れてきます。麻酔が切れるまでの時間は非常に個人差がありますので、終わってからすぐに痛み出す方もいれば、3時間ほど麻酔が効いたままの方もいらっしゃいます。

 

また、歯の生え方によっても使う麻酔の量や効かせたい部位が異なりますので、手術を始める前に説明いたします。麻酔が切れると、傷口の痛みが出ることがあります。

 

麻酔が切れる前に痛み止めを飲んでいただくと、傷口の痛みはほとんどなくなるか、我慢できる程度まで抑えることができます。
抜歯してから3日ほど経つと、痛み止めを飲まなくて良くなるほどに痛みがなくなってきます。

 

 

予後が悪い場合

抜歯した後の傷口が感染していたり、ドライソケットになっていたりすると、抜歯して数日経ってから強い痛みが出てきます。多くは3〜5日に出現してきます。そこから1週間以上痛みが引かない場合は感染していたり、ドライソケットになっていることが多いです。

 

 

ドライソケットの症状

ドライソケットになってしまうと、強い痛みが10日〜2週間ほど続きます。その後1〜2週間かけて徐々に痛みが引いていくことが多いですが、放置して悪化してしまうと1ヶ月以上痛みが引かない場合もあります。
なかなか痛みが引かないなと思ったらドライソケットになっている可能性がありますので、抜歯したクリニックで相談するようにしましょう。

 

 

②ドライソケットの治療法

 

抗生物質と痛み止め

痛くなったら痛み止めを飲みましょう。痛み止めの薬は4時間あけると同じものをもう一度服用することができるので、痛みが強い場合には4時間ごとに服用してください。痛みが落ち着いてきたら、服用する間隔をあけていきましょう。

ドライソケットは感染を起こしていることが多いです。抗生物質も処方されますので、処方された分は全て時間通りに服用してください。抗生物質は途中で飲むのをやめたり飲んだり飲まなかったりすると、悪さをしている原因菌の中でその抗生物質に抵抗性を示すものが現れ、抗生物質が効きにくくなってしまいます。

 

そのため、処方された分は最後まで飲み切るようにしましょう。例外として副作用が出た場合は中止することもありますし、効きにくいようでしたら抗生物質を変更することもありますので、担当医にご相談ください。

 

 

抜歯した穴をもう一度掻爬する

ドライソケットは、抜歯した後にかさぶたの役割をする血餅という物質ができなかった、もしくはうがいなどで流されてしまったことが原因です。

 

そのため、もう一度血餅を作ることで治癒を促そうということです。血餅は字の如く血の塊なので、もう一度出血させて新しいかさぶたを作ります。麻酔をして抜歯した穴を引っ掻くようにして出血させます。

 

ドライソケットになっている部分は炎症が起きているため麻酔が効きにくく、軽い痛みが生じることがあります。

 

 

軟膏

ドライソケットになってしまった部分を生理食塩水できれいに洗浄し、抗生物質の軟膏を塗布しておくことで症状が改善します。軟膏を塗っただけでは唾液で流されてしまいやすいので、抗生物質の軟膏を塗ったガーゼを詰めておくこともあります。ガーゼを詰めた場合は清潔を保つためにガーゼを交換しなければならないので、何度か通院していただかなければなりません。

 

 

 

 

③まとめ

ドライソケットになってしまった場合はご自身で痛みをコントロールするのは難しいので、歯科医師に相談してください。また、喫煙はドライソケットになりやすいと言われているので、少なくとも抜歯する前後は禁煙するようにしましょう。

 

歯を抜く前に口の中を清潔に保って感染を防ぐことも大切です。日頃から歯のクリーニングを行い、抜歯前は免疫力をつけるために体調を整えるようにしましょう。
ドライソケットになってしまっても、適切な処置を行い、注意事項を守っていただければ徐々に痛みは収まっていきます。少しでもドライソケットかもしれないと不安になったらすぐに担当医へご相談ください。

 

そのほかにも抜歯に関して気になることがございましたらぜひ当院へご相談ください。

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