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なぜ歯磨きをするのか?

2025年4月22日

私たちは毎日当たり前のように歯磨きをしていますが、その目的をしっかりと理解しているでしょうか?歯磨きの最大の目的は、お口の健康を維持し、さまざまなトラブルを防ぐことです。具体的には、虫歯予防、歯周病予防、口臭予防の3つの目的があります。

目次

  • ◯なぜ歯磨きをするのか?
    •  ◆虫歯予防
    •  ◆歯周病予防
    •  ◆口臭予防
  • ◯歯磨きするのは人間だけ?(動物は虫歯にならないの?)
    •  ◆動物の虫歯
    •  ◆人間と動物の違い
  • ◯歯磨きのやり方や頻度
    •  ◆歯磨きの方法
    •  ◆歯磨きの頻度
  • ◯歯磨きの重要性を再認識する
    •  ◆歯周病と全身疾患の関連性
    •  ◆免疫力への影響
    •  ◆生活の質の向上
  • ◯年齢やライフステージに合わせた歯磨き習慣
    •  ◆乳幼児期
    •  ◆学童期
    •  ◆成人期
    •  ◆高齢期
  • ◯歯磨きから始まる、健やかな未来への扉
    •  ◆生涯を見据えたオーラルケア
    •  ◆持続可能なオーラルケア:地球環境への配慮
    •  ◆動物との共生:共に健康な生活を
  • ◯まとめ

なぜ歯磨きをするのか?

◆虫歯予防

虫歯は、お口の中に残った食べかすを栄養源とする細菌が酸を作り出し、歯を溶かすことで発生します。歯磨きによってこれらの細菌や食べかすを除去し、虫歯の発生を防ぎます。

◆歯周病予防

歯周病は、歯と歯茎の間に溜まった歯垢(プラーク)が原因で歯茎が炎症を起こし、進行すると歯を支える骨まで溶かしてしまう病気です。歯磨きによって歯垢を取り除くことは、歯周病予防に不可欠です。

◆口臭予防

お口の中に細菌が残っていると、それが分解される際に嫌な臭いが発生します。歯磨きで細菌を除去することで、口臭を予防できます。

歯磨きするのは人間だけ?(動物は虫歯にならないの?)

人間は歯磨きをしますが、動物たちはどうなのでしょうか?実は、動物たちも虫歯になることがあります。しかし、人間と動物では、虫歯の発生率や歯磨きの必要性に違いがあります。

◆動物の虫歯

野生動物は、硬いものを噛んだり、獲物を丸ごと食べたりすることで、自然と歯のクリーニングが行われます。そのため、虫歯になることは比較的少ないです。
一方で、ペットとして飼われている動物は、柔らかい食べ物を食べることが多いため、歯垢が溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、ペットの歯磨きも重要です。

◆人間と動物の違い

人間は、糖分の多い食べ物を摂取する機会が多いため、動物よりも虫歯になりやすい傾向があります。また、人間は寿命が長いため、歯の健康を維持することがより重要になります。

私たちは毎日当たり前のように歯磨きをしていますが、その目的をしっかりと理解しているでしょうか?歯磨きの最大の目的は、お口の健康を維持し、さまざまなトラブルを防ぐことです。具体的には、虫歯予防、歯周病予防、口臭予防の3つの目的があります。

歯磨きのやり方や頻度

効果的な歯磨きを行うためには、正しい方法と頻度を知ることが大切です。

◆歯磨きの方法

歯ブラシは、鉛筆を持つように軽く握り、歯に対して45度の角度で当てます。
小刻みに歯ブラシを動かし、歯の表面だけでなく、歯と歯茎の間や奥歯の噛み合わせ面もしっかりと磨きます。
歯磨き粉は、フッ素入りのものを使用すると、虫歯予防効果が高まります。

◆歯磨きの頻度

1日3回、毎食の歯磨きが基本です。
また寝る前の歯磨きは、お口の中の細菌が増殖しやすい夜間の虫歯・歯周病予防に効果的です。
歯と歯の間に、歯間ブラシや、デンタルフロスを使うとより効果的です。
毎日の歯磨きを正しく行うことで、お口の健康を維持し、健康的な生活を送りましょう。

歯磨きの重要性を再認識する

ここまで、歯磨きの基本的な目的として、虫歯や歯周病、口臭の予防について説明しました。
しかし、歯磨きの重要性は、口腔内の健康にとどまりません。近年、歯周病と全身の健康との密接な関係が明らかになってきています。

◆歯周病と全身疾患の関連性

歯周病菌は、炎症を引き起こす物質を産生し、それが血流に乗って全身に運ばれることで、さまざまな疾患のリスクを高めることが分かっています。
例えば、歯周病は、糖尿病、心疾患、脳卒中、誤嚥性肺炎、早産・低体重児出産などと関連があると考えられています。
つまり、歯磨きを怠り、歯周病を放置することは、これらの全身疾患のリスクを高めることにつながるのです。

◆免疫力への影響

口腔内の細菌は、免疫システムにも影響を与えます。
歯周病によって口腔内の細菌バランスが崩れると、免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなる可能性があります。
特に、高齢者や免疫力が低下している人は、口腔ケアを徹底することが重要です。

◆生活の質の向上

健康な歯と歯茎は、食事をおいしく楽しむために不可欠です。
歯を失ったり、歯周病で歯茎が腫れたりすると、食事が制限され、栄養不足になることがあります。
また、口臭も、人間関係に悪影響を与えることがあります。
歯磨きによって口腔内の健康を維持することは、生活の質の向上にもつながります。

年齢やライフステージに合わせた歯磨き習慣

歯磨きの方法や頻度は、年齢やライフステージによって異なります。

◆乳幼児期

乳歯が生え始めたら、ガーゼや乳児用歯ブラシで優しく磨いてあげましょう。
仕上げ磨きは、保護者が行うことが大切です。
この時期に歯磨きに慣れてもらう事で、その後の歯磨き嫌いを防ぐことにもつながります。

◆学童期

自分で歯磨きをする習慣を身につけさせましょう。
しかし、まだ磨き残しが多いので、仕上げ磨きをしてあげることが大切です。
歯並びのチェックなども定期的に行いましょう。

◆成人期

正しい歯磨き方法を身につけ、毎日継続しましょう。
歯間ブラシやデンタルフロスも積極的に活用しましょう。
定期的に歯科検診を受診し、歯の健康状態をチェックしましょう。

◆高齢期

唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥しやすくなるため、丁寧な口腔ケアが必要です。
歯周病や誤嚥性肺炎のリスクが高まるため、歯科医師や歯科衛生士の指導を受けましょう。
入れ歯の手入れなども重要です。
このように、年齢やライフステージに合わせて歯磨き習慣を見直すことで、生涯にわたって口腔内の健康を維持することができます。

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