キービジュアル

歯茎の黒ずみ

2024年5月2日

ご自身ご家族の歯茎の黒ずみを治したいと思われた事は有りますか。

健康な歯茎であれば、歯茎の色は気にならないかもしれません。

しかし実際に多くの方が歯茎の色が気になって来院されます。

歯茎が黒ずんでいることにより、お顔全体の印象も大きく左右され、コンプレックスの原因にもなります。

 

今回、歯茎の黒ずみの原因、治療法について詳しくお話させて頂きます。是非、参考にして下さい。

目次

1.歯茎の黒ずみ
 1-1.メラニン色素の沈着
 1-2.差し歯や被せ歯
 1-3.喫煙
 1-4.歯周病
2.健康な歯茎とは?
3.治療法
 3-1.金属の詰め物を除去
 3-2.歯周病の治療
4.まとめ

 

 

1.歯茎の黒ずみ

 

歯茎の黒ずみとは、歯茎の色がピンクではなく、黒や茶色に変色してしまう現象です。歯茎の黒ずみは、見た目の問題だけでなく、歯や歯茎の健康にも影響する可能性があります。
歯茎の黒ずみの原因は、大きく分けて以下の4つになります。

 

1-1.メラニン色素の沈着

メラニン色素沈着とは、歯茎にメラニンという色素が沈着して、歯茎が黒くなることです。メラニン色素は、皮膚や髪の毛にも含まれており、日焼けや老化などで増えることがあります。歯茎にも同様にメラニン色素が存在し、紫外線や刺激などで活性化して沈着することがあります。
メラニン色素沈着は、先天的に持って生まれる場合や、人種や体質によって起こる場合もあります。この場合は、歯茎の黒ずみは正常な状態であり、病気ではありません。
紫外線とは、太陽光に含まれる放射線の一種です。紫外線は、皮膚や目にダメージを与えることが知られていますが、歯茎にも影響を与えます。紫外線は、歯茎にメラニン色素を生成させる刺激となり、歯茎が黒くなる原因になります。
紫外線による歯茎の黒ずみを防ぐには、日傘や帽子などで直射日光を避けることが大切です。

 

1-2.差し歯や被せ歯

歯の根や被せ物の金属フレームの変色とは、歯の根や被せ物に使用される金属が酸化や腐食によって変色し、歯茎に色が移ることです。金属が、口の中の食べ物や唾液などによって酸化や腐食し、溶け出した金属イオンが歯茎に沈着して歯茎が黒くなります。
歯の根や被せ物の金属フレームの変色による歯茎の黒ずみを防ぐには、金属の土台や被せ物をセラミックなどの金属が含まれないものに変えることが効果的です。セラミックは、サビにくく歯の色に近い自然な白さを保つことができます。

 

1-3.喫煙

タバコには、ニコチンやタールなどの有害物質が含まれており、タバコを吸うと歯や歯茎に悪影響を与えます。タバコによって歯茎が黒くなるメカニズムは、以下のようになります。
・タバコの煙に含まれる一酸化炭素によって、歯茎の組織が酸素不足になり、血行が悪くなる。
・ニコチンによって血管が収縮し、歯茎の血流が低下する。
・タールやヤニによって歯茎に着色する。
・ビタミンCを破壊し、メラニン色素の生成を抑制する働きが弱くなる。
喫煙による歯茎の黒ずみを防ぐには、禁煙することが最善の方法です。禁煙することで、歯茎の血行が改善され、メラニン色素の生成が抑えられます。

 

1-4.歯周病

歯周病とは、歯垢や歯石に含まれる細菌によって、歯茎や歯を支える組織が炎症や破壊を起こす病気です。歯周病が進行すると、歯茎が腫れたり出血したりするだけでなく、歯茎の色も変わってしまいます。歯周病で歯茎が黒ずむ原因は、以下のようになります。
・歯茎の炎症によって血液中の鉄分が歯茎に沈着する。
・歯茎の組織が壊死して死んだ細胞が歯茎に残る。
・歯茎と歯の間に歯垢や歯石が溜まって着色する。

 

2.健康な歯茎とは?

・色が淡いピンク色で、均一に染まっている。
・歯と歯茎の境目がきれいに見える。
・歯茎の表面がつるつるしている。
・歯茎が歯にぴったりと密着している。

 

 健康な歯茎は、歯の健康にも大きく影響します。歯茎が炎症や感染にかかると、歯を支える組織が破壊され、歯がぐらついたり抜けたりする可能性があります。健康な歯茎を保つためには、以

 

 

下のようなことを心がけることが大切です。
・歯磨きや歯間ブラシなどで、毎日の歯茎のケアをする。
・タバコや刺激の強い食べ物などの摂取を控える。
・ビタミンCやカルシウムなどの栄養素を摂る。

 

3.治療法

3-1.金属の詰め物を除去

歯の根や被せ物の金属フレームの変色による歯茎の黒ずみを防ぐには、金属の土台や被せ物をセラミックなどの金属が含まれないものに変えることが効果的です。セラミックは、金属と違ってサビにくく、歯の色に近い自然な白さを保つことができます。

 

3-2.歯周病の治療

歯周病による歯茎の黒ずみには、歯周病の治療を受けることが必要です。歯周病の治療では、歯垢や歯石を除去し、歯茎の炎症や組織の破壊を止めることができます。また、毎日の歯茎のケアをすることも大切です。

4.まとめ

歯茎の黒ずみは、見た目の問題だけでなく、歯や歯茎の健康にも関係します。歯茎の黒ずみが気になる方は、歯科医院で相談しましょう。

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

このページの先頭に戻る